こんにちは、結婚指輪&婚約指輪のプロショップ開盛堂本店です。


当店は、宮城県石巻を中心に登米市、気仙沼市、塩釜市、そして福島県北部からも多くのカップルさまが指輪選びにお越しにいただいております。

今回はビジュー・ド・ファミーユ(家族の宝石)、
家族で受け継ぐ宝石のお話をしたいと思います。

ウィリアム王子がキャサリン妃にプロポーズしたときに贈ったサファイアの指輪は、母ダイアナ妃がチャールズ皇太子から受け取った婚約指輪を受け継いだものという話は有名ですね。

深いロイヤルブルーが美しいセイロン産の12カラットのサファイアのまわりを
14個のダイヤモンドで取り巻いたプラチナの指輪は、王室御用達ジュエラー、ガラードが制作したもの。

こちらがそのサファイアリングです。とても美しい深い色をしております。コンフラワーサファイアといって最高品質のジュエリーです。

キャサリン妃は、ダイアナ妃が愛した指輪とともにプロポーズされたことに感激し、「美しい指輪ですから大切にしていきたいと思います。本当に特別な指輪です」と語りました。
当時、世界中でサファイアブームが巻き起こりました。

実はダイアナ妃の死後、この指輪を最初に形見として受け継いだのは、
ウィリアム王子ではなく、ヘンリー王子でした。

ダイアナ妃が1997年に不慮の事故で亡くなったとき、
まだ10代だったウィリアム王子とヘンリー王子は、
悲しみに暮れつつも、彼女の遺品を形見分けしました。


ウィリアム王子は、ダイアナ妃が父親のスペンサー伯爵から
21歳の誕生日を記念して贈られたカルティエの時計を選び、
ヘンリー王子はこのサファイアの指輪を選びました。


幼い頃、母であるダイアナ妃の手を握ると、いつもこの大きな宝石の指輪が
手に当たって痛かったから、という理由で選んだといいます。


けれども時が経ち、兄ウィリアム王子がキャサリン妃への
プロポーズを決心したとき、ヘンリー王子は形見の指輪をウィリアム王子に託すことにします。

その理由は、この指輪をつけた女性がイギリスの女王となる日が、
いつか来るのではないかと考えたからだといいます。

ヘンリー王子は、自分よりも王位継承位が高い
ウィリアム王子の妻であるキャサリン妃がダイアナ妃の指輪を受け継ぎ、
その後も母から娘へと代々受け継がれていくなかで、
いつの日か、母ダイアナ妃の思い出の指輪をつけた女性が
イギリスの女王となる日が来るのではないかという、
壮大なファミリーヒストリーを思い描いたのです。

ヨーロッパでは宝石を代々家族で受け継いで行く
ビジュー・ド・ファミーユの習慣が根付いています。
その時代に合うデザインにリフォームしたり、
ときには石そのものをリカットして、
現代的な輝きにブラッシュアップするなどして
祖先や家族の思いを受け継ぎます。
また自分の身を守るお守りとして身につけ、
次代へと引き継いでいくのです。

ビジュー・ド・ファミーユは、
不安やリスクの多い時代に生きる私たちの心を癒す
美しい習慣と言えるのではないでしょうか。

先輩カップルに聞いた、婚約指輪に関するアドバイスとは?
>>> https://kaiseido1929.co.jp/2019/10/30/couple/

結婚指輪&婚約指輪をみてみよう
>>> https://kaiseido1929.co.jp/gallery/

クリックして応援お願いします(^▽^)/
>>>にほんブログ村